Item
アンティーク(推定1900年頃) 超小型カメオ ”アプロディーテ”
縦:約21mm(カメオ16mm)
横:約21mm(カメオ16mm)
作者:-(アンティーク)
QR:アーティスティッククオリティ
以前入荷した中でも特にその後のお問い合わせの多かった小型のストーンカメオの入荷です。
現在でこそ機械生産がおこなわれ大量生産されているメノウを素材としたハードストーンカメオ。
カメオの歴史においては1970年代より作られ始めたもので、それより前は人が手作業で鋼より硬いメノウを彫って作っていたため、希少性も価格も現在の比ではありませんでした。
一般に、カメオはストーンカメオが本式であり高級品であると言われるのはこの時代のもののことで、現在のストーンカメオは高級品どころかそもそもカメオの定義に沿っているかどうかすら怪しい工業品であり、本式とうたわれる確かなストーンカメオは時を経るごとに貴重になってきております。
今回のお品物は過去取り扱ってきた中でも最小でありながら、間違いなく手彫り本式のストーンカメオです。
これまでに私が見てきたストーンカメオの中でも最も小型で、ぱっと見は現代の機械彫りのイヤリング用カメオのようにも見えるものの、メノウの厚さはやはり手彫りならではの分厚さ。
彫りも機械彫りのものと異なって像に厚みがあり、髪の1本1本も高く、はっきりと彫り込まれております。
シルエットの取り方も19世紀の名品に特有の丁寧かつ優美な造形、またさすがに高級品のストーンカメオといえど小型のものでは質が低いものもあるなかで、本作はディテールに優れており手抜きの無い高い完成度をもった作品といえましょう。
モチーフは特にシンボルの無い像ながら、顔立ちと髪からはギリシャ的な印象を受ける女性像で、美の女神アプロディーテを描いたものと思われます。
作品自体が非常に小さく、寄って撮影しているためホコリが目立ってしまっていますが、現物は美しく、またこの大きさゆえにほかのカメオとはまた違う役割を持たせられる、貴重かつオススメする逸品です。
石はカーネリアン系のメノウで、白色層はやや透明感がある感じ。
小さいながらにわずかに背景層のうねりがあり、これだけ小さくともやはり間違いのない手彫り作品であることがわかります。
状態は良く、縁のチップやメノウのクラックもなし、ただ、おそらく制作中にできたものと思われる像の左下端の欠けがありますので、この点は価格にも反映しております。
フレームは14ctゴールド製。
ヴィクトリア朝晩期に流行したタイプのつくりで、ハイカラットローズゴールドの赤みが強く美しい地金です。
画像をご覧になっていただければお分かりのようにピンの曲がりやフレームの歪みもないもので、一見したところでは制作から100年以上経過したものとは思えないほどきれいです。
留め具はC型クラスプながらピンはしっかりとまり、このままで通常通りにご使用いただけます。
横:約21mm(カメオ16mm)
作者:-(アンティーク)
QR:アーティスティッククオリティ
以前入荷した中でも特にその後のお問い合わせの多かった小型のストーンカメオの入荷です。
現在でこそ機械生産がおこなわれ大量生産されているメノウを素材としたハードストーンカメオ。
カメオの歴史においては1970年代より作られ始めたもので、それより前は人が手作業で鋼より硬いメノウを彫って作っていたため、希少性も価格も現在の比ではありませんでした。
一般に、カメオはストーンカメオが本式であり高級品であると言われるのはこの時代のもののことで、現在のストーンカメオは高級品どころかそもそもカメオの定義に沿っているかどうかすら怪しい工業品であり、本式とうたわれる確かなストーンカメオは時を経るごとに貴重になってきております。
今回のお品物は過去取り扱ってきた中でも最小でありながら、間違いなく手彫り本式のストーンカメオです。
これまでに私が見てきたストーンカメオの中でも最も小型で、ぱっと見は現代の機械彫りのイヤリング用カメオのようにも見えるものの、メノウの厚さはやはり手彫りならではの分厚さ。
彫りも機械彫りのものと異なって像に厚みがあり、髪の1本1本も高く、はっきりと彫り込まれております。
シルエットの取り方も19世紀の名品に特有の丁寧かつ優美な造形、またさすがに高級品のストーンカメオといえど小型のものでは質が低いものもあるなかで、本作はディテールに優れており手抜きの無い高い完成度をもった作品といえましょう。
モチーフは特にシンボルの無い像ながら、顔立ちと髪からはギリシャ的な印象を受ける女性像で、美の女神アプロディーテを描いたものと思われます。
作品自体が非常に小さく、寄って撮影しているためホコリが目立ってしまっていますが、現物は美しく、またこの大きさゆえにほかのカメオとはまた違う役割を持たせられる、貴重かつオススメする逸品です。
石はカーネリアン系のメノウで、白色層はやや透明感がある感じ。
小さいながらにわずかに背景層のうねりがあり、これだけ小さくともやはり間違いのない手彫り作品であることがわかります。
状態は良く、縁のチップやメノウのクラックもなし、ただ、おそらく制作中にできたものと思われる像の左下端の欠けがありますので、この点は価格にも反映しております。
フレームは14ctゴールド製。
ヴィクトリア朝晩期に流行したタイプのつくりで、ハイカラットローズゴールドの赤みが強く美しい地金です。
画像をご覧になっていただければお分かりのようにピンの曲がりやフレームの歪みもないもので、一見したところでは制作から100年以上経過したものとは思えないほどきれいです。
留め具はC型クラスプながらピンはしっかりとまり、このままで通常通りにご使用いただけます。