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アニエロ・ペルニーチェ作 三層彫り傑作 ”リースとフローラ”
縦:約53mm
横:約42mm
作者:アニエロ・ペルニーチェ
QR:カタログクオリティ
言わずとしれた名匠アニエロ・ペルニーチェ氏の新作カメオの入荷です。
日本にカメオが紹介された当初から高い人気を誇る職人であるペルニーチェ兄弟、その兄のアニエロ・ペルニーチェ氏。
かつて兄弟で共同の名義を使っていた頃より作られてきたペルニーチェスタイルとも呼ばれる清廉な雰囲気の漂う女性の横顔をモチーフとしたカメオは、モダンカメオの代名詞的存在としてよく知られるところです。
このペルニーチェスタイルというのはかつて日本の宝飾業界からのオーダーを受けてペルニーチェ兄弟がジョヴァンニ・ノト作のカメオをモデルにして日本顧客向けに考案したものでした。
かつてはこうしてペルニーチェスタイルのカメオを作り続けたペルニーチェ兄弟ですが、実のところアニエロ氏自身は古典的な作品に関心を寄せており、現在は息子のアントニオ・ペルニーチェ氏と共に独自に工房の経営に乗り出し、思うままに作品制作に取り組んでおります。
当ギャラリーで取り扱うペルニーチェ家のカメオは多くがペルニーチェ家より直接買い付けた新作カメオで、市場に数多く出回るペルニーチェスタイルとは異なる、日本向け商業ベースではない正真正銘のペルニーチェ工房の作風が吹き込まれた作品群です。
今回はコルネリアンの三層彫りによる花の女神フローラのカメオ。
古典的なまなざしでありながらノト作を思わせる華やかさを感じさせる本作、まさにアニエロ氏が好んで手本とするサウリーニ工房とジョヴァンニ・ノト氏の特徴を取り込みアニエロ氏の手によって生み出された、正真正銘のアニエロ・ペルニーチェの作といったところでしょうか。
色乗りも素晴らしく、暗橙色と淡橙色のコントラスト、丁寧に花に乗せられた褐色のみならず、フローラの頬に薄化粧のように赤みがさしているのが印象的。
コルネリアンの、しかも三層彫りのカメオとなると、母材の色がどうなっているかによっても品質が左右され、作家の腕だけではどうしようもない部分もあるのですが、本作はコルネリアンのカメオの傑作と言って恥じることのない仕上がりとなっております。
もちろん彫りも素晴らしいもので、整った美しい顔立ちから高く彫り上げられたリースまで、画面いっぱいに見どころのつまった逸品で、アニエロ・ペルニーチェ作の最上位クオリティを示すフルネームサインの”Aniello Pernice”の文字が切られており、作品の品質が保証されております。
貝はアニエロ氏の作品では高値が付けられるコルネリアン。
非常に大きな貝を切って作られた素材とみられ、通常三層彫りで多く用いられる殻口外の厚い部位ではなく、口付近の外周層でありながらかなりの厚みがあります。
コルネリアンに多いヘアラインも裏面0時から3時位置にむかって1筋のみで、表からでは光に透かしても目に見ることが難しいものでほぼ無傷。
もちろんペルニーチェ家直送の作品ですので、使用や保管の傷みもない綺麗な状態です。
横:約42mm
作者:アニエロ・ペルニーチェ
QR:カタログクオリティ
言わずとしれた名匠アニエロ・ペルニーチェ氏の新作カメオの入荷です。
日本にカメオが紹介された当初から高い人気を誇る職人であるペルニーチェ兄弟、その兄のアニエロ・ペルニーチェ氏。
かつて兄弟で共同の名義を使っていた頃より作られてきたペルニーチェスタイルとも呼ばれる清廉な雰囲気の漂う女性の横顔をモチーフとしたカメオは、モダンカメオの代名詞的存在としてよく知られるところです。
このペルニーチェスタイルというのはかつて日本の宝飾業界からのオーダーを受けてペルニーチェ兄弟がジョヴァンニ・ノト作のカメオをモデルにして日本顧客向けに考案したものでした。
かつてはこうしてペルニーチェスタイルのカメオを作り続けたペルニーチェ兄弟ですが、実のところアニエロ氏自身は古典的な作品に関心を寄せており、現在は息子のアントニオ・ペルニーチェ氏と共に独自に工房の経営に乗り出し、思うままに作品制作に取り組んでおります。
当ギャラリーで取り扱うペルニーチェ家のカメオは多くがペルニーチェ家より直接買い付けた新作カメオで、市場に数多く出回るペルニーチェスタイルとは異なる、日本向け商業ベースではない正真正銘のペルニーチェ工房の作風が吹き込まれた作品群です。
今回はコルネリアンの三層彫りによる花の女神フローラのカメオ。
古典的なまなざしでありながらノト作を思わせる華やかさを感じさせる本作、まさにアニエロ氏が好んで手本とするサウリーニ工房とジョヴァンニ・ノト氏の特徴を取り込みアニエロ氏の手によって生み出された、正真正銘のアニエロ・ペルニーチェの作といったところでしょうか。
色乗りも素晴らしく、暗橙色と淡橙色のコントラスト、丁寧に花に乗せられた褐色のみならず、フローラの頬に薄化粧のように赤みがさしているのが印象的。
コルネリアンの、しかも三層彫りのカメオとなると、母材の色がどうなっているかによっても品質が左右され、作家の腕だけではどうしようもない部分もあるのですが、本作はコルネリアンのカメオの傑作と言って恥じることのない仕上がりとなっております。
もちろん彫りも素晴らしいもので、整った美しい顔立ちから高く彫り上げられたリースまで、画面いっぱいに見どころのつまった逸品で、アニエロ・ペルニーチェ作の最上位クオリティを示すフルネームサインの”Aniello Pernice”の文字が切られており、作品の品質が保証されております。
貝はアニエロ氏の作品では高値が付けられるコルネリアン。
非常に大きな貝を切って作られた素材とみられ、通常三層彫りで多く用いられる殻口外の厚い部位ではなく、口付近の外周層でありながらかなりの厚みがあります。
コルネリアンに多いヘアラインも裏面0時から3時位置にむかって1筋のみで、表からでは光に透かしても目に見ることが難しいものでほぼ無傷。
もちろんペルニーチェ家直送の作品ですので、使用や保管の傷みもない綺麗な状態です。