Item
ヴィンテージ(推定1930年頃) ”ヴィクトリアンポートレート”
縦:約42mm(カメオ30mm)
横:約35mm(カメオ21mm)
作者:-(アンティーク)
QR:アーティスティッククオリティ
アメリカ直輸入の日本初公開のアンティークカメオです。
ハードストーンカメオというのは、一般には柔らかい凝灰岩(ラーヴァ)に対して硬度が高いメノウを用いたカメオになります。
現在ドイツはイーダーオーバーシュタインで作られるカメオもメノウですが、一般に出回るものは人工的に着色したものを使っており、完全に天然のものではありません。
一方この時代のものは天然のものであり、まず使える素材の石の産出量も少なく、加工の難しさもあいまって出来の良い作品はかなり少なくなります。
また、加工法においても当時と今では大きく異なり、現在はほとんどのカメオは超音波彫刻やレーザー彫刻により大量生産されますが、レーザーより先んじた超音波彫刻でも1970年代に実用され始めた技術であり、それより以前のカメオはすべて職人の手彫りにより作られております。
俗にストーンカメオはシェルカメオよりも格式が上であり高級品であると言われており、今でもストーンカメオのほうが上であると思っている人は少なくありませんが、それはまさにこの1970年代以前の話であり、現在は平均的にはすべて手彫りのシェルカメオのほうが高級品になっております。
今回のお品物は1930年頃の品と思われるストーンカメオを使ったブローチです。
カメオはもちろんハンドカーヴドの一点物で、小さめながら非常に細かな彫りが見事です。
アンティークのストーンカメオというだけならさして珍しくはありませんが、その出来がいいものは極端に数が少なく、またそうした出来の良いストーンカメオは非常に高価で取引されています。
本作のカメオは天然メノウとしては珍しい鮮やかな紅色の地に、綺麗な白色のコントラストが美しいストーンカメオです。
現代の染色メノウカメオに近いほどの色合いですが、現代のものより地色の紅に透明感があります。
カメオは傷みのない完品で、14ctゴールドのフレームも長年を経たと思えないほどの輝き。
フレームの金品位はOカン、キャッチ、フレーム裏面6時方向の3箇所に14Kの刻印があります。
いわゆるアトKと言われる刻印ではありますが、この時代の欧州の金品位刻印としては一般的な刻印です。
フレームには4点の真珠が飾られており、こちらもご覧のように欠損なしです。
横:約35mm(カメオ21mm)
作者:-(アンティーク)
QR:アーティスティッククオリティ
アメリカ直輸入の日本初公開のアンティークカメオです。
ハードストーンカメオというのは、一般には柔らかい凝灰岩(ラーヴァ)に対して硬度が高いメノウを用いたカメオになります。
現在ドイツはイーダーオーバーシュタインで作られるカメオもメノウですが、一般に出回るものは人工的に着色したものを使っており、完全に天然のものではありません。
一方この時代のものは天然のものであり、まず使える素材の石の産出量も少なく、加工の難しさもあいまって出来の良い作品はかなり少なくなります。
また、加工法においても当時と今では大きく異なり、現在はほとんどのカメオは超音波彫刻やレーザー彫刻により大量生産されますが、レーザーより先んじた超音波彫刻でも1970年代に実用され始めた技術であり、それより以前のカメオはすべて職人の手彫りにより作られております。
俗にストーンカメオはシェルカメオよりも格式が上であり高級品であると言われており、今でもストーンカメオのほうが上であると思っている人は少なくありませんが、それはまさにこの1970年代以前の話であり、現在は平均的にはすべて手彫りのシェルカメオのほうが高級品になっております。
今回のお品物は1930年頃の品と思われるストーンカメオを使ったブローチです。
カメオはもちろんハンドカーヴドの一点物で、小さめながら非常に細かな彫りが見事です。
アンティークのストーンカメオというだけならさして珍しくはありませんが、その出来がいいものは極端に数が少なく、またそうした出来の良いストーンカメオは非常に高価で取引されています。
本作のカメオは天然メノウとしては珍しい鮮やかな紅色の地に、綺麗な白色のコントラストが美しいストーンカメオです。
現代の染色メノウカメオに近いほどの色合いですが、現代のものより地色の紅に透明感があります。
カメオは傷みのない完品で、14ctゴールドのフレームも長年を経たと思えないほどの輝き。
フレームの金品位はOカン、キャッチ、フレーム裏面6時方向の3箇所に14Kの刻印があります。
いわゆるアトKと言われる刻印ではありますが、この時代の欧州の金品位刻印としては一般的な刻印です。
フレームには4点の真珠が飾られており、こちらもご覧のように欠損なしです。