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チーロ・エスポジート作 ”葵”
縦：約45mm
横：約34mm
作者：チーロ・エスポジート
QR：アーティスティッククオリティ
イタリアカメオ協会の会長も務める名匠チーロ・エスポジート氏のカメオです。
チーロ・エスポジート氏はフランチェスコ・エスポジート氏の息子であり、その作風の跡継ぎでもあります。
フランチェスコ氏の後年の作風を引き継ぐかたちの作風を持ち、その作風を更に伸ばしてエスポジートスタイルの女性像を築き上げるに至りました。
得意とする傾向はプロフィールの女性像で、フランチェスコ氏の後期作と彫りの傾向は似ていますが、フランチェスコ氏のプロフィールは目に鋭さがあり表情がやや厳しいところ、チーロ氏のプロフィールは表情が柔らかく優しさが漂います。
また、フランチェスコ氏も精密な彫りを得意とする作者ではありませんでしたが、2000年頃には一歩間違えばただ荒く見えてしまうような彫りを美しく力強いラインへと変えることに成功し、チーロ氏もその技術をしっかり受け継いで、力強さと優しさを備えた名作を生み出しております。
有名な作者の息子として知られる作者は数多くいますが、チーロ氏は父より高い評価を得ている珍しい名匠です。
本作はそんなチーロ・エスポジート氏のプロフィールカメオです。
やや小ぶりなカメオですが、貝の質、作品の出来ともに非常によく、チーロ氏の作風を如実に表した良作です。
立体的に彫られた緩やかに流れる髪は繊細な彫りの髪とはまた違う美しさを表現し、表情の柔らかな微笑みも印象的。
肩に一輪だけ飾られたアオイの花もよく彫られており、女性像の優しさをさり気なく強調しております。
チーロ氏の作品はこれまでにも何度か見てきましたが、私が見てきた中では一番いい出来のカメオです。
極めて濃い珈琲色の地とにじみのない白色のコントラストが美しい極上の貝を使用しております。
これも他のチーロ氏の作品との違いで、チーロ氏の作品は白色部にやや地色がにじむ中層があるものが多く、コントラストが強いほうが美しさが際立つチーロ・エスポジート氏の作品においてはこの差がなかなかに大きく出ます。
状態も素晴らしく、裏面9時方向にいくらかの浅いヘアラインがありますが、ここは濃い白色層を厚くとった髪の裏側にあたり、表からは一切見えず完品と言って差し支えない状態を保っております。
横：約34mm
作者：チーロ・エスポジート
QR：アーティスティッククオリティ
イタリアカメオ協会の会長も務める名匠チーロ・エスポジート氏のカメオです。
チーロ・エスポジート氏はフランチェスコ・エスポジート氏の息子であり、その作風の跡継ぎでもあります。
フランチェスコ氏の後年の作風を引き継ぐかたちの作風を持ち、その作風を更に伸ばしてエスポジートスタイルの女性像を築き上げるに至りました。
得意とする傾向はプロフィールの女性像で、フランチェスコ氏の後期作と彫りの傾向は似ていますが、フランチェスコ氏のプロフィールは目に鋭さがあり表情がやや厳しいところ、チーロ氏のプロフィールは表情が柔らかく優しさが漂います。
また、フランチェスコ氏も精密な彫りを得意とする作者ではありませんでしたが、2000年頃には一歩間違えばただ荒く見えてしまうような彫りを美しく力強いラインへと変えることに成功し、チーロ氏もその技術をしっかり受け継いで、力強さと優しさを備えた名作を生み出しております。
有名な作者の息子として知られる作者は数多くいますが、チーロ氏は父より高い評価を得ている珍しい名匠です。
本作はそんなチーロ・エスポジート氏のプロフィールカメオです。
やや小ぶりなカメオですが、貝の質、作品の出来ともに非常によく、チーロ氏の作風を如実に表した良作です。
立体的に彫られた緩やかに流れる髪は繊細な彫りの髪とはまた違う美しさを表現し、表情の柔らかな微笑みも印象的。
肩に一輪だけ飾られたアオイの花もよく彫られており、女性像の優しさをさり気なく強調しております。
チーロ氏の作品はこれまでにも何度か見てきましたが、私が見てきた中では一番いい出来のカメオです。
極めて濃い珈琲色の地とにじみのない白色のコントラストが美しい極上の貝を使用しております。
これも他のチーロ氏の作品との違いで、チーロ氏の作品は白色部にやや地色がにじむ中層があるものが多く、コントラストが強いほうが美しさが際立つチーロ・エスポジート氏の作品においてはこの差がなかなかに大きく出ます。
状態も素晴らしく、裏面9時方向にいくらかの浅いヘアラインがありますが、ここは濃い白色層を厚くとった髪の裏側にあたり、表からは一切見えず完品と言って差し支えない状態を保っております。
