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アンティーク(推定19世紀後期)「三層造のアプロディーテー」
縦:約25mm(枠含31mm)
横:約25mm(枠含31mm)
作者:-(アンティーク)
QR:カタログクオリティ
現在でこそ機械生産がおこなわれ大量生産されているメノウを素材としたハードストーンカメオ。
カメオの歴史においては1970年代より作られ始めたもので、それより前は人が手作業で鋼より硬いメノウを彫って作っていたため、希少性も価格も現在の比ではありませんでした。
従いまして当時のストーンカメオとなれば一流の作品でなくても貴重なものであり、しばしば高価になりがちでなかなか手が出しにくい部類といえましょう。
今回はストーンカメオの題材として最も好まれる美の女神アプロディテー。
装飾の少ないシンプルな姿ながらまっすぐに通った鼻筋が古典的な美しさを演出し、また19世紀も後のカメオとなるとシルエットが単調になりがちなところ、本作はそれより古い時代のものとみえ変化に富んだ細やかなシルエットとなっており見ごたえがあります。
この手のシルエットをとるには精密な彫刻技術が必要不可欠で、実際髪の流れやさほど厚くない白色層の像を立体的に表現する技法は見事なもの、また像の肉付きや色の透け感の調整をみても間違いなく一流の仕事です。
現代の機械彫りのカメオは彫り筋が鈍く、同じように撮影するとどうしてもひどくぼやけた映り方になってしまいますが、この小ささでもこれほどディテールがはっきりしているのは、熟練の職人の手彫りならではです。
石は赤褐色の地に半透明の中間層、そして像を彫った白色層の三層サードニクス。
天然のメノウを用いた古いストーンカメオの中でも珍しい構成です。
像の下は赤褐色ではないので表からみた感じではカルセドニー系のカメオに似ています。
状態はよく光にすかしてみたところ1時位置付近にクラックが見えますが、中間層にのみ入るもので像の白色層にも下の赤褐色層にも入っておらず、またこのクラック自体も1時位置にあるのみで逆方向まで貫通したものではないので、これをもって破損につながることはありません。
もちろん光に透かしてみて分かるレベルで順光では視認できないものですので、実用・鑑賞ともに気になる傷にはならないでしょう。
また石の縁や像のチップも無く、フレームの品質と状態の良さも相まって高品質なアンティークジュエリーとなっております。
フレームは珍しい18ktローズゴールド。
日本では一般的な18カラットですが、西洋諸国においてはあまり見られず、日本を含め高純度の金を好む東アジアでは黄金色が好まれローズゴールドは一般的ではないため、品位と色とを鑑みると珍しい構成をしています。
唯一フランスにおいては古くから18カラットが好まれた歴史がありまして、もしかしたら本作もフランス製かもしれません。
年代は一見すると1970年前後であり、カメオの様式と合わないことから後年のリメイク品であると察せられますが、フランスは宝飾加工技術も古くから優れていて、イギリスやアメリカの物より未来的な構造を持ったものを多く生み出しているので、フランス製だとしたらもう少し古い可能性もあります。
フレームの状態はよく、裏面の12時半ほどの位置に小さなへこみとピン下のレール上の部分に沈みがあるものの、全体的には綺麗でピンの歪みはなく、ブローチとしての機能も健全です。
※26.05.21 写真が誤ってクリーニング前に撮影したものになっております。現在はクリーニング済で像の汚れは取り除かれておりますので、後日再撮影して画像の差し替えを行いますが、早めに状態をご確認いただきたい場合はお問い合わせくださいませ。
横:約25mm(枠含31mm)
作者:-(アンティーク)
QR:カタログクオリティ
現在でこそ機械生産がおこなわれ大量生産されているメノウを素材としたハードストーンカメオ。
カメオの歴史においては1970年代より作られ始めたもので、それより前は人が手作業で鋼より硬いメノウを彫って作っていたため、希少性も価格も現在の比ではありませんでした。
従いまして当時のストーンカメオとなれば一流の作品でなくても貴重なものであり、しばしば高価になりがちでなかなか手が出しにくい部類といえましょう。
今回はストーンカメオの題材として最も好まれる美の女神アプロディテー。
装飾の少ないシンプルな姿ながらまっすぐに通った鼻筋が古典的な美しさを演出し、また19世紀も後のカメオとなるとシルエットが単調になりがちなところ、本作はそれより古い時代のものとみえ変化に富んだ細やかなシルエットとなっており見ごたえがあります。
この手のシルエットをとるには精密な彫刻技術が必要不可欠で、実際髪の流れやさほど厚くない白色層の像を立体的に表現する技法は見事なもの、また像の肉付きや色の透け感の調整をみても間違いなく一流の仕事です。
現代の機械彫りのカメオは彫り筋が鈍く、同じように撮影するとどうしてもひどくぼやけた映り方になってしまいますが、この小ささでもこれほどディテールがはっきりしているのは、熟練の職人の手彫りならではです。
石は赤褐色の地に半透明の中間層、そして像を彫った白色層の三層サードニクス。
天然のメノウを用いた古いストーンカメオの中でも珍しい構成です。
像の下は赤褐色ではないので表からみた感じではカルセドニー系のカメオに似ています。
状態はよく光にすかしてみたところ1時位置付近にクラックが見えますが、中間層にのみ入るもので像の白色層にも下の赤褐色層にも入っておらず、またこのクラック自体も1時位置にあるのみで逆方向まで貫通したものではないので、これをもって破損につながることはありません。
もちろん光に透かしてみて分かるレベルで順光では視認できないものですので、実用・鑑賞ともに気になる傷にはならないでしょう。
また石の縁や像のチップも無く、フレームの品質と状態の良さも相まって高品質なアンティークジュエリーとなっております。
フレームは珍しい18ktローズゴールド。
日本では一般的な18カラットですが、西洋諸国においてはあまり見られず、日本を含め高純度の金を好む東アジアでは黄金色が好まれローズゴールドは一般的ではないため、品位と色とを鑑みると珍しい構成をしています。
唯一フランスにおいては古くから18カラットが好まれた歴史がありまして、もしかしたら本作もフランス製かもしれません。
年代は一見すると1970年前後であり、カメオの様式と合わないことから後年のリメイク品であると察せられますが、フランスは宝飾加工技術も古くから優れていて、イギリスやアメリカの物より未来的な構造を持ったものを多く生み出しているので、フランス製だとしたらもう少し古い可能性もあります。
フレームの状態はよく、裏面の12時半ほどの位置に小さなへこみとピン下のレール上の部分に沈みがあるものの、全体的には綺麗でピンの歪みはなく、ブローチとしての機能も健全です。
※26.05.21 写真が誤ってクリーニング前に撮影したものになっております。現在はクリーニング済で像の汚れは取り除かれておりますので、後日再撮影して画像の差し替えを行いますが、早めに状態をご確認いただきたい場合はお問い合わせくださいませ。







