Item
ジョヴァンニ・ノト作 ハイクオリティピース ”縦巻き髪の公女”
縦:約50mm(カメオ48mm)
横:約38mm(カメオ36mm)
作者:ジョヴァンニ・ノト
QR:ミュージアムクオリティ
100年前にカメオの常識を塗り替えた巨匠ジョヴァンニ・ノトのカメオ、その圧倒的なクオリティが光る単独真作の入荷です。
作者についてのご紹介は、当ギャラリーのメニューよりBLOGをご覧いただき、記事の"作家01.ジョヴァンニ・ノト"をご覧ください。
今回のお品物はノト作でも複数の作例が知られる縦巻髪の公女像のカメオです。
モチーフについてはいまのところまだ特定に至っておりませんがはっきりとしたモデルがいるようで、ノト氏は本モチーフを好んで50年代から60年代にかけていくつかの作品を残したようです。
当ギャラリーにおける現物の取り扱いは今回で2回目で、その他写真だけならほかにも作例が知られており、特にイタリア語版のWikipediaのノト氏の個別ページに掲載されている大変すばらしい正面向きのアートピースの写真は、ノト氏について調べたことがある方であれば見たことがあるかもしれません。
さて、今回取り扱いますのはプロフィールのカメオで、以前取り扱った作品よりも大きく、彫りの精度も少し上がっているところを見るに、少し後の年代の作品だと思われます。
このモチーフを描いた作品としては一番後の時代に作品に当たり、ちょうどコマーシャルピースの開拓に入る前で当ギャラリーでもいくつか取り扱っているハイクオリティのマリア像のカメオと同時期の作品と見ます。
サイズはノト作では貴重な2インチ規格。
とにかく情報量が多くギュッと詰まった作品で、普通のカメオよりも一回り小さく見えてしまうのはノト氏の単独作特有の特徴です。
単独制作だけに見どころは大変多く、気品に満ちた微笑をたたえた美しい横顔、細やかな縦巻髪、橙を乗せた花のブローチや同じく橙と白色を巧みに配置した花と真珠の髪飾り、2条のねじれた真珠のネックレスなどなど、とかく表現されているすべてが常識を超えるクオリティ。
20世紀最高の巨匠の手腕と感性を今に伝える大変貴重な逸品となっております。
貝はコルネリアンの一番材。
ヘアラインが画面上部に散見されるもののどれも光に透かさなければ見えないもので、鑑賞の害となるものではありません。
また白色層のヘアラインや欠けは一切見受けられず、半世紀以上前の作品としては、フレームの現存も含めて十分に健全といえましょう。
フレームは14ktゴールド製。
この時代のケース型フレームの特色としてカメオは松脂で留められているので、裏縁には黒松脂が詰められております。
金具は珍しいことにキャッチがC型クラスプになっており、さすがに風車式や鉄砲式のように安定しないまでもしっかり針が留まりブローチとしてまだまだ現役、ペンダント金具ももちろん健在なので、こちらもそのままお使いいただけます。
横:約38mm(カメオ36mm)
作者:ジョヴァンニ・ノト
QR:ミュージアムクオリティ
100年前にカメオの常識を塗り替えた巨匠ジョヴァンニ・ノトのカメオ、その圧倒的なクオリティが光る単独真作の入荷です。
作者についてのご紹介は、当ギャラリーのメニューよりBLOGをご覧いただき、記事の"作家01.ジョヴァンニ・ノト"をご覧ください。
今回のお品物はノト作でも複数の作例が知られる縦巻髪の公女像のカメオです。
モチーフについてはいまのところまだ特定に至っておりませんがはっきりとしたモデルがいるようで、ノト氏は本モチーフを好んで50年代から60年代にかけていくつかの作品を残したようです。
当ギャラリーにおける現物の取り扱いは今回で2回目で、その他写真だけならほかにも作例が知られており、特にイタリア語版のWikipediaのノト氏の個別ページに掲載されている大変すばらしい正面向きのアートピースの写真は、ノト氏について調べたことがある方であれば見たことがあるかもしれません。
さて、今回取り扱いますのはプロフィールのカメオで、以前取り扱った作品よりも大きく、彫りの精度も少し上がっているところを見るに、少し後の年代の作品だと思われます。
このモチーフを描いた作品としては一番後の時代に作品に当たり、ちょうどコマーシャルピースの開拓に入る前で当ギャラリーでもいくつか取り扱っているハイクオリティのマリア像のカメオと同時期の作品と見ます。
サイズはノト作では貴重な2インチ規格。
とにかく情報量が多くギュッと詰まった作品で、普通のカメオよりも一回り小さく見えてしまうのはノト氏の単独作特有の特徴です。
単独制作だけに見どころは大変多く、気品に満ちた微笑をたたえた美しい横顔、細やかな縦巻髪、橙を乗せた花のブローチや同じく橙と白色を巧みに配置した花と真珠の髪飾り、2条のねじれた真珠のネックレスなどなど、とかく表現されているすべてが常識を超えるクオリティ。
20世紀最高の巨匠の手腕と感性を今に伝える大変貴重な逸品となっております。
貝はコルネリアンの一番材。
ヘアラインが画面上部に散見されるもののどれも光に透かさなければ見えないもので、鑑賞の害となるものではありません。
また白色層のヘアラインや欠けは一切見受けられず、半世紀以上前の作品としては、フレームの現存も含めて十分に健全といえましょう。
フレームは14ktゴールド製。
この時代のケース型フレームの特色としてカメオは松脂で留められているので、裏縁には黒松脂が詰められております。
金具は珍しいことにキャッチがC型クラスプになっており、さすがに風車式や鉄砲式のように安定しないまでもしっかり針が留まりブローチとしてまだまだ現役、ペンダント金具ももちろん健在なので、こちらもそのままお使いいただけます。