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アンティーク(推定19世紀中期) ”オリーブ冠のアテーナー”

アンティーク(推定19世紀中期) ”オリーブ冠のアテーナー”
縦:約32mm(カメオ26mm)
横:約32mm(カメオ26mm)
作者:-(アンティーク)
QR:カタログクオリティ

人気のストーンカメオ、19世紀の手彫りの名品の入荷です。

カメオの原点であり高級品とされるストーンカメオ。
しかしながら現在のストーンカメオは99%機械生産品であり、工芸品ではなく工業品と呼ぶべきものが大半を占めます。
このカメオの機械生産は1970年代から起こったもので、それ以前の作品は昔ながらの手彫りのカメオであり、作品数もずっと少なく、そして価格も文字通り桁違いに高価なものになります。
今回のカメオは19世紀の作品、当然ながら手彫り1点もののカメオです。
モチーフはオリーブの冠をいただくギリシャ神の姿、おそらくアテーナーでしょう。
19世紀特有の頭部のみで画面装飾が無いクラシカルな構図ながら、彫りは精緻で見ごたえ十分。
精緻なだけでなく深く刻まれた彫り筋による髪のコントラスト、単純に素材の色別れに従うだけでない彫り出しの技術によって生み出された厚みのある像、当時の機材でどうやったらこんなことができたのか想像もつかないような研磨を施されツヤを放つオリーブの葉。
母材はスモーク状の地のメノウが比較的多く、色調的なコントラストに富む素材はさらに貴重になるのですが、本作は濃褐色のサードニクス(シェルカメオに使うクチグロトウカムリをサードニクスシェルと呼ぶのはここからの転化である)で、素材から彫りまで当時の最高品質となるカメオです。

石はマディラ酒を思わせる深くも透明感のある焦げ茶色が美しいサードニクス。
裏から見ると色むらが見えたり、光に透かすと粒状の結晶構造が美しい一方、彫刻材としては決して安定しているとは言えない本材をよくこのように仕上げたと思います。
写真には写らないのですが、現物を見るとかなり巧みに彫っているのがわかり、当時の技術のレベルの高さを今に伝える逸品と言えましょう。
状態は完璧、像はもちろん縁にもチップのひとつも無い奇跡的なまでの状態の良さで、ストーンカメオには比較的多い内部のクラックも無いという素晴らしさです。

フレームは14ctローズゴールド。
当時の小型のストーンカメオはイヤリングとセットのものが多かったようですが、本作はこのシンプルさから見てセットものではなく本作単独で製品として成立した物だったと思われます。
C型クラスプながらカチッとはまる造りの良いブローチ金具に、下向き防止の金具もついた丁寧なつくりです。
¥160,000 SOLD OUT
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