Item
アンティーク(推定19世紀後半) ”小公女の肖像”
縦:約47mm(カメオ41mm)
横:約41mm(カメオ34mm)
作者:-(アンティーク)
QR:アーティスティッククオリティ
新型コロナウイルスの影響でしばらく海外便が滞っていましたが、少しずつ入荷が追い付いてきました。
今回のお品物はアメリカより入荷しました、美しい少女を描いたアンティークのカメオです。
美しい巻き毛の髪とレースで飾られた洋服に身を包んだ気品のある少女像。
比較的古典的なモチーフが多くなるアンティークのカメオにおいて当時の当世風の人物がモチーフとなっているのは少し珍しく、アンティークの中では変わった逸品です。
19世紀のカメオはモチーフもさることながら、デザインそのものや彫刻の感じも現在のものと比べると古典芸術的で、本作のような愛らしさの強い作品は滅多に見ることがありません。
実際、愛らしさの強い19世紀の作品というと当ギャラリーで取り扱ったものではダフネー像のカメオくらいのものだったと記憶していますが、ギリシャ神話の登場人物をモチーフとしたあちらと異なりこちらは当世風の少女像であり、やはりなかなか類例のない作品と言っていいでしょう。
もちろん彫りをみてもかなり腕の良い職人の作品とみえ、柔らかく緻密な髪の流れや整った顔立ち、服のレースの表現はサウリーニ作を彷彿とさせるものがあります。
また、サウリーニ工房では当時の裕福な人物から依頼を受けてモチーフとした作品を頻繁に作っておりました(代表のサウリーニ親子はもちろん、工房のそのほかの職人たちも並外れた技量をもっていた)ので、本作もサウリーニ工房の作品である可能性も少なくないと思います。
貝はコーヒー色にくっきりとした白色のサードニクスで、コントラストの強い上質なものを使用しております。
状態も極めて良好で、褐色部に薄いヘアラインが散見されるも、順光で見て目立つものは一つもなく、実用・鑑賞ともに全く欠点が感じられません。
フレームは欧米製のものとしては珍しい18ctゴールド製。
全体的にはシンプルながら、覆輪部分には彫金による細やかな装飾が見られる丁寧な造りのフレームで、ピンとキャッチは1960年頃に付け替えられたものと見られます。
甲丸型の周囲は空洞になっているようで、裏面6時半の位置にへこみが見られますが、19世紀のカメオのフレームとしては非常に状態のいいもので、表から見たところでは無欠点と言っていいと思います。
カメオとフレームの間にはわずかに隙間がありカタつきがあるものの、もちろん通常使用において破損や脱落があるようなものではなく、安心してご使用いただける逸品です。
横:約41mm(カメオ34mm)
作者:-(アンティーク)
QR:アーティスティッククオリティ
新型コロナウイルスの影響でしばらく海外便が滞っていましたが、少しずつ入荷が追い付いてきました。
今回のお品物はアメリカより入荷しました、美しい少女を描いたアンティークのカメオです。
美しい巻き毛の髪とレースで飾られた洋服に身を包んだ気品のある少女像。
比較的古典的なモチーフが多くなるアンティークのカメオにおいて当時の当世風の人物がモチーフとなっているのは少し珍しく、アンティークの中では変わった逸品です。
19世紀のカメオはモチーフもさることながら、デザインそのものや彫刻の感じも現在のものと比べると古典芸術的で、本作のような愛らしさの強い作品は滅多に見ることがありません。
実際、愛らしさの強い19世紀の作品というと当ギャラリーで取り扱ったものではダフネー像のカメオくらいのものだったと記憶していますが、ギリシャ神話の登場人物をモチーフとしたあちらと異なりこちらは当世風の少女像であり、やはりなかなか類例のない作品と言っていいでしょう。
もちろん彫りをみてもかなり腕の良い職人の作品とみえ、柔らかく緻密な髪の流れや整った顔立ち、服のレースの表現はサウリーニ作を彷彿とさせるものがあります。
また、サウリーニ工房では当時の裕福な人物から依頼を受けてモチーフとした作品を頻繁に作っておりました(代表のサウリーニ親子はもちろん、工房のそのほかの職人たちも並外れた技量をもっていた)ので、本作もサウリーニ工房の作品である可能性も少なくないと思います。
貝はコーヒー色にくっきりとした白色のサードニクスで、コントラストの強い上質なものを使用しております。
状態も極めて良好で、褐色部に薄いヘアラインが散見されるも、順光で見て目立つものは一つもなく、実用・鑑賞ともに全く欠点が感じられません。
フレームは欧米製のものとしては珍しい18ctゴールド製。
全体的にはシンプルながら、覆輪部分には彫金による細やかな装飾が見られる丁寧な造りのフレームで、ピンとキャッチは1960年頃に付け替えられたものと見られます。
甲丸型の周囲は空洞になっているようで、裏面6時半の位置にへこみが見られますが、19世紀のカメオのフレームとしては非常に状態のいいもので、表から見たところでは無欠点と言っていいと思います。
カメオとフレームの間にはわずかに隙間がありカタつきがあるものの、もちろん通常使用において破損や脱落があるようなものではなく、安心してご使用いただける逸品です。









