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アンティーク(推定19世紀中期) 大判傑作”ローマの親子”
縦:約68mm
横:約54mm
作者:-(アンティーク)
QR:ミュージアムクオリティ
アンティークジュエリーの本場イギリスより、現地市場でも滅多にみない大判のカメオの入荷です。
アンティークのカメオは現在のものより小さいものが多く、38mmから50mm(1.5インチから2インチ)が標準のサイズとなります。
50mmを超えるカメオはかなり少ないのですが、本作は70㎜近い非常に大きな、そしてもちろん非常に貴重なカメオです。
モチーフは2人の子供を連れた一人の母親。
アンティークらしい構図で、現代のものと異なり背景にはなにも描かれず地面のみが描かれており、全体的には一見シンプルなものですが、その彫りは特筆すべきものがあります。
顔つき、人体、布の流れ、どれも整っていて美しく、また髪や指の精密さは、彫刻技術において現代より上をいっていた当時を基準としても抜きんでたものです。(兄と思われる少年の頭がちょうど5mm)
布の彫り方は特徴的で、この非常に繊細な凹凸を彫りいれた作品はアンティークでもあまり見ることが無い表現ですが、以前当ギャラリーで取り扱った”ペルシアのシビュラ”で同様の表現が見られ、彫刻の技術の高さを思うと、同一の作者かもしくは同じ工房の作者であったのかもしれません。
また、背景になにも描かれないこの構図は非常に古典的な空気を演出し、精緻を極めた像と相まって、カメオというより古代の大理石のレリーフを思わせる作品となっております。
今回も大きめの写真を用意しておりますので、古き名品をお楽しみいただけますと幸いです。
貝はキャラメル色の地にくっきりした白色のサードニクス。
150年以上前の作品でありながら状態は非常によく、私が買い付けた当初はひどく汚れた状態であったもののそちらは画像の通り洗浄済みで、そしてヘアライン、欠け、割れ、一切見られないという完品となっております。
フレームはごくシンプルな銀製フレーム。
作りは丁寧で、カメオの側面を綺麗に覆った覆輪枠で、装飾が無く金色でなく銀色であるところは、全体的な印象としてシンプルなカメオ本体によく合ったものです。
ブローチ金具はC型クラスプの留め具ながらこちらも良い作りで、曲がりのないピンがしっかりと留まります。
横:約54mm
作者:-(アンティーク)
QR:ミュージアムクオリティ
アンティークジュエリーの本場イギリスより、現地市場でも滅多にみない大判のカメオの入荷です。
アンティークのカメオは現在のものより小さいものが多く、38mmから50mm(1.5インチから2インチ)が標準のサイズとなります。
50mmを超えるカメオはかなり少ないのですが、本作は70㎜近い非常に大きな、そしてもちろん非常に貴重なカメオです。
モチーフは2人の子供を連れた一人の母親。
アンティークらしい構図で、現代のものと異なり背景にはなにも描かれず地面のみが描かれており、全体的には一見シンプルなものですが、その彫りは特筆すべきものがあります。
顔つき、人体、布の流れ、どれも整っていて美しく、また髪や指の精密さは、彫刻技術において現代より上をいっていた当時を基準としても抜きんでたものです。(兄と思われる少年の頭がちょうど5mm)
布の彫り方は特徴的で、この非常に繊細な凹凸を彫りいれた作品はアンティークでもあまり見ることが無い表現ですが、以前当ギャラリーで取り扱った”ペルシアのシビュラ”で同様の表現が見られ、彫刻の技術の高さを思うと、同一の作者かもしくは同じ工房の作者であったのかもしれません。
また、背景になにも描かれないこの構図は非常に古典的な空気を演出し、精緻を極めた像と相まって、カメオというより古代の大理石のレリーフを思わせる作品となっております。
今回も大きめの写真を用意しておりますので、古き名品をお楽しみいただけますと幸いです。
貝はキャラメル色の地にくっきりした白色のサードニクス。
150年以上前の作品でありながら状態は非常によく、私が買い付けた当初はひどく汚れた状態であったもののそちらは画像の通り洗浄済みで、そしてヘアライン、欠け、割れ、一切見られないという完品となっております。
フレームはごくシンプルな銀製フレーム。
作りは丁寧で、カメオの側面を綺麗に覆った覆輪枠で、装飾が無く金色でなく銀色であるところは、全体的な印象としてシンプルなカメオ本体によく合ったものです。
ブローチ金具はC型クラスプの留め具ながらこちらも良い作りで、曲がりのないピンがしっかりと留まります。