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ジョヴァンニ・ノト作 文句なしの傑作 ”4人の天使たち”
縦:約52mm
横:約52mm
作者:ジョヴァンニ・ノト
QR:ミュージアムクオリティ
作者についてのご紹介は、当ギャラリーのメニューよりBLOGをご覧いただき、記事の"作家01.ジョヴァンニ・ノト"をご覧ください。
世界的に極めて高い評価を集めるも稀少性が高く滅多に出回らない、巨匠ジョヴァンニ・ノト作のアートピースの入荷です。
20世紀最高の彫刻家のひとり、ジョヴァンニ・ノト氏。
そのアートピースとなるとどれも甲乙つけがたい名品揃いですが、今回のお品物はそんなアートピースの中でも最上級の作品といっていいかと思います。
今回のモチーフは4人のプッティ。
このノト氏らしいふくよかな天使たちの図はおそらくノト氏のオリジナルの構図と思われ、同氏のアートピースの中でも珍しい逸品です。
しかしながら名画を基とした作品と比べても決して引けを取らない素晴らしい構図はさすがにノト作といったところで、ノト氏の彫刻家としての才能だけでなく画家としての才能の高さをも十分にお楽しみいただけるでしょう。
モダンカメオとは彫刻と絵画の融合であるというのは私が事あるごとに口にするところですが、本作はまさに彫刻と絵画の融合の傑作です。
プットの脚は貝の瘤を用いて物理的にせり出して作られ、一方で画面の向こうへの奥行きはその類稀な絵画的描写をもってこれ以上ない質の高さで表現しております。
また画面内の4人のプットは類を見ない躍動感にあふれ、彼らが手にしているガーランドは確かな重力を感じさせる描写で画面内の構造物として自然に存在しながら、自由に動くプッティをまとめて全体の構図を引き締める配置となっているのもノト氏の絵画的才能の高さを示すものでしょう。
もちろん画面下部の貝の濃淡を駆使して描かれた雲、そしてプットたちの纏うごく薄いレース(とりわけこのレースは現在再現できる作者はおそらくいない)や背景に溶け込むような翼は極めて高度な彫刻的才能の産物です。
全体の構図、雰囲気、そして細部の彫り、すべてが完璧な本作をお楽しみいただけるよう、今回も大きめの写真を多くご用意しておりますので、さらなる詳細はぜひご自身の眼でご覧いただければと思います。
貝は濃いコーヒー色に綺麗な白色ののった最上質のサードニクス。
外周10時から12時の位置にいくつかごく薄いヘアラインがあるのみで脚先などにも欠けは無く、完品と言っていい状態です。
なお本作はサインのない作品ですが、絶対の自信をもってノト氏の真作であると断定しております。
フレームは14ctゴールドの覆輪枠。
オリジナルのフレームで傷み無しの完全なものです。
ブローチ金具は風車式、ピンもペンダント金具も歪みなく美しい状態を保っております。
※画像11・宝石の四季2003.12&2004.1月号より
ノト氏の特集が組まれた際本作と同型の作品が掲載されていた様子。(アニエロ・ペルニーチェ氏より提供された資料)
横:約52mm
作者:ジョヴァンニ・ノト
QR:ミュージアムクオリティ
作者についてのご紹介は、当ギャラリーのメニューよりBLOGをご覧いただき、記事の"作家01.ジョヴァンニ・ノト"をご覧ください。
世界的に極めて高い評価を集めるも稀少性が高く滅多に出回らない、巨匠ジョヴァンニ・ノト作のアートピースの入荷です。
20世紀最高の彫刻家のひとり、ジョヴァンニ・ノト氏。
そのアートピースとなるとどれも甲乙つけがたい名品揃いですが、今回のお品物はそんなアートピースの中でも最上級の作品といっていいかと思います。
今回のモチーフは4人のプッティ。
このノト氏らしいふくよかな天使たちの図はおそらくノト氏のオリジナルの構図と思われ、同氏のアートピースの中でも珍しい逸品です。
しかしながら名画を基とした作品と比べても決して引けを取らない素晴らしい構図はさすがにノト作といったところで、ノト氏の彫刻家としての才能だけでなく画家としての才能の高さをも十分にお楽しみいただけるでしょう。
モダンカメオとは彫刻と絵画の融合であるというのは私が事あるごとに口にするところですが、本作はまさに彫刻と絵画の融合の傑作です。
プットの脚は貝の瘤を用いて物理的にせり出して作られ、一方で画面の向こうへの奥行きはその類稀な絵画的描写をもってこれ以上ない質の高さで表現しております。
また画面内の4人のプットは類を見ない躍動感にあふれ、彼らが手にしているガーランドは確かな重力を感じさせる描写で画面内の構造物として自然に存在しながら、自由に動くプッティをまとめて全体の構図を引き締める配置となっているのもノト氏の絵画的才能の高さを示すものでしょう。
もちろん画面下部の貝の濃淡を駆使して描かれた雲、そしてプットたちの纏うごく薄いレース(とりわけこのレースは現在再現できる作者はおそらくいない)や背景に溶け込むような翼は極めて高度な彫刻的才能の産物です。
全体の構図、雰囲気、そして細部の彫り、すべてが完璧な本作をお楽しみいただけるよう、今回も大きめの写真を多くご用意しておりますので、さらなる詳細はぜひご自身の眼でご覧いただければと思います。
貝は濃いコーヒー色に綺麗な白色ののった最上質のサードニクス。
外周10時から12時の位置にいくつかごく薄いヘアラインがあるのみで脚先などにも欠けは無く、完品と言っていい状態です。
なお本作はサインのない作品ですが、絶対の自信をもってノト氏の真作であると断定しております。
フレームは14ctゴールドの覆輪枠。
オリジナルのフレームで傷み無しの完全なものです。
ブローチ金具は風車式、ピンもペンダント金具も歪みなく美しい状態を保っております。
※画像11・宝石の四季2003.12&2004.1月号より
ノト氏の特集が組まれた際本作と同型の作品が掲載されていた様子。(アニエロ・ペルニーチェ氏より提供された資料)