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ラファエレ・ペルニーチェ作 三層彫りカメオ ”リースと乙女”
縦:約43mm(カメオ38mm)
横:約43mm(カメオ38mm)
作者:ラファエレ・ペルニーチェ
QR:アーティスティッククオリティ
日本においてカメオの流通が始まった当初より名匠として知られるラファエレ・ペルニーチェ作のカメオの入荷です。
日本にカメオが紹介された当初から高い人気を誇る職人であるペルニーチェ兄弟、その弟がラファエレ・ペルニーチェ氏です。
かつて兄弟で共同の名義を使っていた頃より作られてきたペルニーチェスタイルとも呼ばれる清廉な雰囲気の漂う女性の横顔をモチーフとしたカメオは、モダンカメオの代名詞的存在としてよく知られるところとなりました。
共同名義のころよりどちらが作った作品なのかは察しが付く細かな違いがありましたが、アニエロ氏と工房を分けて独立してからは独自の作風をさらに進歩させ、比較的シンプルで上品な感じのあるアニエロ氏作に対して、装飾が多く華やかな感じのある作品を発表して人気を博しております。
中でも”La Torre”のサインのあるものはラファエレ氏自身が傑作と認めたものに入れられる特殊銘であり、価格はルースでも20万円を切ることは無いというカメオ全体においても最高級の品となります。
今回のカメオはラファエレ氏のスタンダードピースのひとつ、ただし珍しい三層彫りのカメオです。
サインはR.Perniceとファーストネームが切られたものであることから独立後のカメオと見られますが(ファーストネームのイニシャルが入ったものは高級品という説明がみられることがあるが高く売るための偽りである)、顔つきは共同工房時代末期のものとさほど変わらない感じで、独立後間もない時期のものと思われます。
ラファエレ氏らしい目じりの下がった優しい表情で、周囲にめぐらされたリースなどの装飾様式も含めて、これぞラファエレ氏作といった感じです。
ペルニーチェ作で三層彫りは珍しい部類に入りますが、本作はイヤリングとリースが淡褐色を乗せた三層となっており、非常に数の多いペルニーチェ作の中にあってかなり稀少な逸品です。
とくにリースのほうは非常に高彫りで、地の層から4mmもの高さをとって彫られております。
貝はコーヒー色の地に中間層を挟みきめの細かい白色の層を持ったもの。
色斑もなく、上層の淡褐色も均一な色合いで綺麗です。
さらにヘアラインもなく、また高彫りのリースや髪の毛などにもチップが一切ない新品同様の極上の状態を保っております。
フレームはK18の日本製で、近年のフレームとしては非常に珍しい覆輪のケース型のものがついております。
これは安価なL線巻きと異なり、カメオの凹凸に合わせて金板を切って巻いたもので、手間も非常にかかるもの。
裏もピンを乗せたブリッジ、下向き防止金具、それにペンダント金具はDカン式で、金をふんだんに使って古来より使われてきた覆輪枠を現代風に妥協無く制作した高品質なケースとなります。
横:約43mm(カメオ38mm)
作者:ラファエレ・ペルニーチェ
QR:アーティスティッククオリティ
日本においてカメオの流通が始まった当初より名匠として知られるラファエレ・ペルニーチェ作のカメオの入荷です。
日本にカメオが紹介された当初から高い人気を誇る職人であるペルニーチェ兄弟、その弟がラファエレ・ペルニーチェ氏です。
かつて兄弟で共同の名義を使っていた頃より作られてきたペルニーチェスタイルとも呼ばれる清廉な雰囲気の漂う女性の横顔をモチーフとしたカメオは、モダンカメオの代名詞的存在としてよく知られるところとなりました。
共同名義のころよりどちらが作った作品なのかは察しが付く細かな違いがありましたが、アニエロ氏と工房を分けて独立してからは独自の作風をさらに進歩させ、比較的シンプルで上品な感じのあるアニエロ氏作に対して、装飾が多く華やかな感じのある作品を発表して人気を博しております。
中でも”La Torre”のサインのあるものはラファエレ氏自身が傑作と認めたものに入れられる特殊銘であり、価格はルースでも20万円を切ることは無いというカメオ全体においても最高級の品となります。
今回のカメオはラファエレ氏のスタンダードピースのひとつ、ただし珍しい三層彫りのカメオです。
サインはR.Perniceとファーストネームが切られたものであることから独立後のカメオと見られますが(ファーストネームのイニシャルが入ったものは高級品という説明がみられることがあるが高く売るための偽りである)、顔つきは共同工房時代末期のものとさほど変わらない感じで、独立後間もない時期のものと思われます。
ラファエレ氏らしい目じりの下がった優しい表情で、周囲にめぐらされたリースなどの装飾様式も含めて、これぞラファエレ氏作といった感じです。
ペルニーチェ作で三層彫りは珍しい部類に入りますが、本作はイヤリングとリースが淡褐色を乗せた三層となっており、非常に数の多いペルニーチェ作の中にあってかなり稀少な逸品です。
とくにリースのほうは非常に高彫りで、地の層から4mmもの高さをとって彫られております。
貝はコーヒー色の地に中間層を挟みきめの細かい白色の層を持ったもの。
色斑もなく、上層の淡褐色も均一な色合いで綺麗です。
さらにヘアラインもなく、また高彫りのリースや髪の毛などにもチップが一切ない新品同様の極上の状態を保っております。
フレームはK18の日本製で、近年のフレームとしては非常に珍しい覆輪のケース型のものがついております。
これは安価なL線巻きと異なり、カメオの凹凸に合わせて金板を切って巻いたもので、手間も非常にかかるもの。
裏もピンを乗せたブリッジ、下向き防止金具、それにペンダント金具はDカン式で、金をふんだんに使って古来より使われてきた覆輪枠を現代風に妥協無く制作した高品質なケースとなります。