Item
ジョヴァンニ・ノト作 コマーシャルピース ”光輪と聖母”
縦:約37mm(カメオ34mm)
横:約33mm(カメオ31mm)
作者:ジョヴァンニ・ノト
QR:アーティスティッククオリティ+
100年前にカメオの常識を塗り替えた巨匠ジョヴァンニ・ノトのカメオの入荷です。
作者についてのご紹介は、当ギャラリーのメニューよりBLOGをご覧いただき、記事の"作家01.ジョヴァンニ・ノト"をご覧ください。
ノト氏の得意としたモチーフのひとつ、聖母マリアを描いたハイクオリティコマーシャルピースです。
本作は50年代の作品とみられるマリア像のカメオです。
グレードとしてはより高ランクのものが確認できるものの、全面的にノト氏の手によることが間違いない作品で、クオリティを抑えて数を作るというコマーシャルピースの初期型に当たるものと思われます。
作品としてはいかにもノト作といった感じで、ヴェールや顔つきにはわずかに省略がかんじられるものの構図バランスの美しさは上位作と同等。
ただでさえ彫るのが難しいと言われる直線を放射状に綺麗に並べて幾何学的な光輪を描き、両側には立体的な小さなバラの花を添え、その中央にはしっかりと厚みを取って作品の主たる要素であることを主張する美しいマリア像が入ります。
これらの貝の厚みの配分は下彫りを弟子に任せていては作れないもの(後年の合作型のコマーシャルピースでも花の装飾は数多く見るが、このバラを再現したものは無い)で、この点に注目するとノト氏単独の作品であることがわかります。
貝はコルネリアン。
色の濃い目の個体のようで、像もほかのコルネリアンのカメオよりも赤みが強めです。
先述の通り貝の層がやや粗目で貝のツヤが弱めではあるものの、状態としてはかなりよく、光に透かして見てわかる程度の薄いヘアラインが光輪の裏にあたる部分に数筋見られるのみです。
フレームは14ctの覆輪枠。
古い型の風車式の留め具で、ペンダント用の金具が欠損しておりますので、現状ブローチとしてのみお使いいただけます。
また、20世紀中頃の覆輪枠の例によって、カメオの裏とフレーム台座との間に松脂が詰められております。
横:約33mm(カメオ31mm)
作者:ジョヴァンニ・ノト
QR:アーティスティッククオリティ+
100年前にカメオの常識を塗り替えた巨匠ジョヴァンニ・ノトのカメオの入荷です。
作者についてのご紹介は、当ギャラリーのメニューよりBLOGをご覧いただき、記事の"作家01.ジョヴァンニ・ノト"をご覧ください。
ノト氏の得意としたモチーフのひとつ、聖母マリアを描いたハイクオリティコマーシャルピースです。
本作は50年代の作品とみられるマリア像のカメオです。
グレードとしてはより高ランクのものが確認できるものの、全面的にノト氏の手によることが間違いない作品で、クオリティを抑えて数を作るというコマーシャルピースの初期型に当たるものと思われます。
作品としてはいかにもノト作といった感じで、ヴェールや顔つきにはわずかに省略がかんじられるものの構図バランスの美しさは上位作と同等。
ただでさえ彫るのが難しいと言われる直線を放射状に綺麗に並べて幾何学的な光輪を描き、両側には立体的な小さなバラの花を添え、その中央にはしっかりと厚みを取って作品の主たる要素であることを主張する美しいマリア像が入ります。
これらの貝の厚みの配分は下彫りを弟子に任せていては作れないもの(後年の合作型のコマーシャルピースでも花の装飾は数多く見るが、このバラを再現したものは無い)で、この点に注目するとノト氏単独の作品であることがわかります。
貝はコルネリアン。
色の濃い目の個体のようで、像もほかのコルネリアンのカメオよりも赤みが強めです。
先述の通り貝の層がやや粗目で貝のツヤが弱めではあるものの、状態としてはかなりよく、光に透かして見てわかる程度の薄いヘアラインが光輪の裏にあたる部分に数筋見られるのみです。
フレームは14ctの覆輪枠。
古い型の風車式の留め具で、ペンダント用の金具が欠損しておりますので、現状ブローチとしてのみお使いいただけます。
また、20世紀中頃の覆輪枠の例によって、カメオの裏とフレーム台座との間に松脂が詰められております。







