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パスクアーレ・オッタヴィアーノ作 ”夫婦たちの散策”
縦：約64mm（カメオ60mm）
横：約51mm（カメオ47mm）
作者：パスクアーレ・オッタヴィアーノ
QR：エクストラクオリティ＋
シェルカメオ界の巨匠のひとり、パスクアーレ・オッタヴィアーノ氏のカメオです。
ジェンナーロ・ガロファロ、フランコ・スカーラとともに世界的にも高く評価される、名実ともに間違いなく現代最高峰の作者の一人、パスクアーレ・オッタヴィアーノ。
特徴的な透明感のある彫りと極めて細かな表現力は他の作者と一線を画しており、誰が見ても優れていると分かるものを作るという点においては先の二名の巨匠よりもインパクトのある存在です。
オッタヴィアーノ作の特徴といえる透明感のあるレースは本作においてももちろん健在です。
最近は息子のファビオ氏、甥のジーノ氏、また血縁者以外では近年マッシモ・バルツァーノ氏も綺麗なレースを彫りますが、やはりこの手の作風の筆頭はパスクアーレ氏でしょう。
本作はオッタヴィアーノ氏のオリジナルの構図のカメオです。
シーンとしては町はずれを散策していた2組の夫婦が偶然出会い立ち話をしている様子を描いたもののようで、服装は19世紀の中流階級といった感じでしょうか。
背景にはオッタヴィアーノ作のオリジナルの構図の要素としてよく見られる遠景の街、川、そして木立といったものが描かれ、これらの要素はアンティークの風景カメオによく見られたものでありながら構図の取り方はモダンカメオのそれであり、現在はオッタヴィアーノ一派に特有のものです。
さらに既存の絵画をモチーフにした場合でも自身の代名詞的なレース彫りを施すためのアレンジとしてよく見られるのが女性の服装のレイヤードスカートで、本作の夫人たちも特徴的なレイヤードスカートで描かれております。
貝はコーヒー色の地と中層色をはさんだ白色。
シェルとしては珍しく凹凸の少ない母材で、立体的な表現の難しい素材でありながら、オッタヴィアーノ氏の細やかな彫と色の濃淡の扱いで立派な作品に仕上がっております。
状態はヘアライン1筋もみられない完品です。
フレームも珍しい作りで、貝のうねりに合わせてしっかり作られていますが厚みを極力取らない薄造りの枠です。
一見覆輪止めのようにも見えますが、固定は接着剤によるものと見えます。
素材はK18、バチカンに刻印があります。
横：約51mm（カメオ47mm）
作者：パスクアーレ・オッタヴィアーノ
QR：エクストラクオリティ＋
シェルカメオ界の巨匠のひとり、パスクアーレ・オッタヴィアーノ氏のカメオです。
ジェンナーロ・ガロファロ、フランコ・スカーラとともに世界的にも高く評価される、名実ともに間違いなく現代最高峰の作者の一人、パスクアーレ・オッタヴィアーノ。
特徴的な透明感のある彫りと極めて細かな表現力は他の作者と一線を画しており、誰が見ても優れていると分かるものを作るという点においては先の二名の巨匠よりもインパクトのある存在です。
オッタヴィアーノ作の特徴といえる透明感のあるレースは本作においてももちろん健在です。
最近は息子のファビオ氏、甥のジーノ氏、また血縁者以外では近年マッシモ・バルツァーノ氏も綺麗なレースを彫りますが、やはりこの手の作風の筆頭はパスクアーレ氏でしょう。
本作はオッタヴィアーノ氏のオリジナルの構図のカメオです。
シーンとしては町はずれを散策していた2組の夫婦が偶然出会い立ち話をしている様子を描いたもののようで、服装は19世紀の中流階級といった感じでしょうか。
背景にはオッタヴィアーノ作のオリジナルの構図の要素としてよく見られる遠景の街、川、そして木立といったものが描かれ、これらの要素はアンティークの風景カメオによく見られたものでありながら構図の取り方はモダンカメオのそれであり、現在はオッタヴィアーノ一派に特有のものです。
さらに既存の絵画をモチーフにした場合でも自身の代名詞的なレース彫りを施すためのアレンジとしてよく見られるのが女性の服装のレイヤードスカートで、本作の夫人たちも特徴的なレイヤードスカートで描かれております。
貝はコーヒー色の地と中層色をはさんだ白色。
シェルとしては珍しく凹凸の少ない母材で、立体的な表現の難しい素材でありながら、オッタヴィアーノ氏の細やかな彫と色の濃淡の扱いで立派な作品に仕上がっております。
状態はヘアライン1筋もみられない完品です。
フレームも珍しい作りで、貝のうねりに合わせてしっかり作られていますが厚みを極力取らない薄造りの枠です。
一見覆輪止めのようにも見えますが、固定は接着剤によるものと見えます。
素材はK18、バチカンに刻印があります。
