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サルヴァトーレ・スカーラ作 スカーラ家初出しカメオ『潮汐』
縦:約75mm
横:約58mm
作者:サルヴァトーレ・スカーラ
QR:アーティスティッククオリティ
※カメオのアクセサリー加工および額装によるインテリア加工をご希望の方は、ご相談の前にプロフィールを必ずご一読ください。
サルヴァトーレ・スカーラ氏自身より買い付けた大判カメオです。
サルヴァトーレ・スカーラ氏はモダンカメオの巨匠フランコ・スカーラ氏の息子にして後継ぎであり、技術のみならずその芸術性も継承しようと活動している作者です。
フランコ氏の作風には分かりやすい型がないことについてはフランコ・スカーラ氏のカメオの説明でも記載しているとおりですが、そんな中においてもサルヴァトーレ氏はずいぶん前からモチーフや構図の取り方を学習・吸収し、それを作品に反映してきております。
それゆえサルヴァトーレ氏の作品は、フランコ氏の作品に似ているが、フランコ氏の作品に比べて明らかに表現力で劣るためにサインを見なくても見分けがつくという、あまり前向きな評価ができない状態にありました。
ただし、日本における古物のカメオは今から10~20年ほど前のものが中心となって全体的に古いものが多いからであり、それから時を経たいま、サインがS.Scalaであるのは目に見てわかっているにもかかわらず、フランコ氏の作品では?と思ってしまうほどの作品を作るようになっております。
サルヴァトーレ氏自身も”父のフランコは、私にその経験と研鑽を継承させてくれた”と語っておりました。
私も新作を見る機会がなくてここまでになっているとは全く思っておりませんでしたが、確かにこれならば日本におけるサルヴァトーレ氏の評価は古いと言わざるを得ず、今後さらに評価を伸ばし、名実ともにスカーラ家を継ぐ巨匠となり得るでしょう。
本作はそうしたサルヴァトーレ氏の新作の一つです。
スカーラ氏自身の作品命名は”Tide(潮汐)”。
フランコ氏の作品群の中にも似たモチーフの作品が存在しており、まさにフランコ氏の後継ぎらしい一品です。
縦75mmという大きさで、本作はフランコ氏の同系統の作品にせまるレベルの出来ですが、フランコ氏の作品の3分の1という価格算出をしております。
著名な父の後を継ぐ作者はほかにも見られますが、技術面についてはよく引き継いでいるものの芸術性まで忠実に引き継いでいるという例は非常に珍しく、このようにサインを見なければ(この作品に関してはサインを見たうえでサルヴァトーレ氏自身に問い合わせるまでしました)当代の作品だとわからないほどのものを作れる2世は、パスクアーレ・オッタヴィアーノ氏の息子のファビオ氏くらいなのではないでしょうか。
貝はキャラメル色の地をもつもので、白色層のさらに上の淡褐色層も残る珍しい部位を使っております。
1時方向にごく薄いヘアラインがある以外は綺麗で、当然ながらサルヴァトーレ氏の手から私の手に来るまでに誰の手も経ていない新品ルースです。
横:約58mm
作者:サルヴァトーレ・スカーラ
QR:アーティスティッククオリティ
※カメオのアクセサリー加工および額装によるインテリア加工をご希望の方は、ご相談の前にプロフィールを必ずご一読ください。
サルヴァトーレ・スカーラ氏自身より買い付けた大判カメオです。
サルヴァトーレ・スカーラ氏はモダンカメオの巨匠フランコ・スカーラ氏の息子にして後継ぎであり、技術のみならずその芸術性も継承しようと活動している作者です。
フランコ氏の作風には分かりやすい型がないことについてはフランコ・スカーラ氏のカメオの説明でも記載しているとおりですが、そんな中においてもサルヴァトーレ氏はずいぶん前からモチーフや構図の取り方を学習・吸収し、それを作品に反映してきております。
それゆえサルヴァトーレ氏の作品は、フランコ氏の作品に似ているが、フランコ氏の作品に比べて明らかに表現力で劣るためにサインを見なくても見分けがつくという、あまり前向きな評価ができない状態にありました。
ただし、日本における古物のカメオは今から10~20年ほど前のものが中心となって全体的に古いものが多いからであり、それから時を経たいま、サインがS.Scalaであるのは目に見てわかっているにもかかわらず、フランコ氏の作品では?と思ってしまうほどの作品を作るようになっております。
サルヴァトーレ氏自身も”父のフランコは、私にその経験と研鑽を継承させてくれた”と語っておりました。
私も新作を見る機会がなくてここまでになっているとは全く思っておりませんでしたが、確かにこれならば日本におけるサルヴァトーレ氏の評価は古いと言わざるを得ず、今後さらに評価を伸ばし、名実ともにスカーラ家を継ぐ巨匠となり得るでしょう。
本作はそうしたサルヴァトーレ氏の新作の一つです。
スカーラ氏自身の作品命名は”Tide(潮汐)”。
フランコ氏の作品群の中にも似たモチーフの作品が存在しており、まさにフランコ氏の後継ぎらしい一品です。
縦75mmという大きさで、本作はフランコ氏の同系統の作品にせまるレベルの出来ですが、フランコ氏の作品の3分の1という価格算出をしております。
著名な父の後を継ぐ作者はほかにも見られますが、技術面についてはよく引き継いでいるものの芸術性まで忠実に引き継いでいるという例は非常に珍しく、このようにサインを見なければ(この作品に関してはサインを見たうえでサルヴァトーレ氏自身に問い合わせるまでしました)当代の作品だとわからないほどのものを作れる2世は、パスクアーレ・オッタヴィアーノ氏の息子のファビオ氏くらいなのではないでしょうか。
貝はキャラメル色の地をもつもので、白色層のさらに上の淡褐色層も残る珍しい部位を使っております。
1時方向にごく薄いヘアラインがある以外は綺麗で、当然ながらサルヴァトーレ氏の手から私の手に来るまでに誰の手も経ていない新品ルースです。