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ジェンナーロ・ガロファロ作 ”ローブの女”
縦:約55mm
横:約45mm
作者:ジェンナーロ・ガロファロ
QR:アーティスティッククオリティ
世界に名高い超一流のシェルカメオ職人、ジェンナーロ・ガロファロ作のカメオです。
ジェンナーロ・ガロファロ氏はモダンカメオの先駆けとなった作者の1人で、存命中のカメオ作者としては最高に位置する職人です。
アンティークカメオとモダンカメオの違いはなにも時代だけではなく、アンティークはあくまでも彫刻的表現が追求されるのに対してモダンは彫刻と絵画の中間的な表現がなされるところが特徴で、この構図的特徴を最初に高いレベルで世に知らしめたのがジェンナーロ・ガロファロ氏です。
ガロファロ氏のカメオは人物像の位置が低めにあることが多く、人物を描き空いたところに背景を描くのではなく、最初から人物と背景とが一体になった画面を描く、明らかに絵画的構図の取り方をしているのが他の作者に類を見ない特徴といえ、現在のモダンカメオの源流はジョヴァンニ・ノト氏が作り出したモチーフとジェンナーロ・ガロファロ氏が作り出した構図概念にあると言っていいでしょう。
さて、今回のお品物はそのジェンナーロ・ガロファロ氏のカメオです。
サインはG.G.、G.G.(斜体)、Garofalo、G.Garofaloと変遷する中で比較的前期のうちにあるG.G.(斜体)のものですが、同年代のなかでは新しい部類に入り、Garofalo銘に移り変わる直前の時期の作品とみられます。
この時期のものはカメオ単独で構図を考えるのではなくブローチに加工されることまで計算に入れて作られている作例が見られ、本作も布状の縁は残るものの(Garofalo銘からはこの縁が無い物が多い)、周りを覆うタイプの金枠と相性の悪い布状の縁との両立を図るため、枠が入る部分を最初から削り落としております。
また服の布などの描き方も斜体銘前期の頃に比べて進歩が見られ、より立体的で美しくなっているのも特徴的です。
もちろんガロファロ氏のカメオに特徴で最も重要なのは、カメオ全体を眺めるように鑑賞した際に感じられる立体感と空気感、そしてそれらを引き出す絶妙な構図バランスと陰影ですが、本作はそれも非常によく出た良作です。
この感じはガロファロ氏の作品の中でもこの湖を背にした人物の像で顕著で、ガロファロ作の典型的な作例として極めて高い人気を博していますが、このモチーフはGarofalo銘以降は徐々に少なくなっていきます。
Garofalo銘にもこのモチーフは見られるものの、周囲の布状の縁はなくなったものが多く、ジェンナーロ・ガロファロ作としてまっさきに思い浮かべる作風としては、この斜体銘の後期のものが一つの区切りの完成形にあるのではないでしょうか。
貝の質は極上で、濃い珈琲色と青みがかって見える中間層、そして純白の上層で構成されており、また状態も完璧でヘアライン1筋も見受けられません。
金枠は制作当時のオリジナルでカメオ外周の切り欠きにピッタリ合ったフレームで、枠を二重に作って表と裏両方から抑える贅沢な作り。
側面を見ても厚みがあり、またピンの下を通るブリッジも安物にありがちな薄いものではなく厚みのある金の板を渡してあります。
横:約45mm
作者:ジェンナーロ・ガロファロ
QR:アーティスティッククオリティ
世界に名高い超一流のシェルカメオ職人、ジェンナーロ・ガロファロ作のカメオです。
ジェンナーロ・ガロファロ氏はモダンカメオの先駆けとなった作者の1人で、存命中のカメオ作者としては最高に位置する職人です。
アンティークカメオとモダンカメオの違いはなにも時代だけではなく、アンティークはあくまでも彫刻的表現が追求されるのに対してモダンは彫刻と絵画の中間的な表現がなされるところが特徴で、この構図的特徴を最初に高いレベルで世に知らしめたのがジェンナーロ・ガロファロ氏です。
ガロファロ氏のカメオは人物像の位置が低めにあることが多く、人物を描き空いたところに背景を描くのではなく、最初から人物と背景とが一体になった画面を描く、明らかに絵画的構図の取り方をしているのが他の作者に類を見ない特徴といえ、現在のモダンカメオの源流はジョヴァンニ・ノト氏が作り出したモチーフとジェンナーロ・ガロファロ氏が作り出した構図概念にあると言っていいでしょう。
さて、今回のお品物はそのジェンナーロ・ガロファロ氏のカメオです。
サインはG.G.、G.G.(斜体)、Garofalo、G.Garofaloと変遷する中で比較的前期のうちにあるG.G.(斜体)のものですが、同年代のなかでは新しい部類に入り、Garofalo銘に移り変わる直前の時期の作品とみられます。
この時期のものはカメオ単独で構図を考えるのではなくブローチに加工されることまで計算に入れて作られている作例が見られ、本作も布状の縁は残るものの(Garofalo銘からはこの縁が無い物が多い)、周りを覆うタイプの金枠と相性の悪い布状の縁との両立を図るため、枠が入る部分を最初から削り落としております。
また服の布などの描き方も斜体銘前期の頃に比べて進歩が見られ、より立体的で美しくなっているのも特徴的です。
もちろんガロファロ氏のカメオに特徴で最も重要なのは、カメオ全体を眺めるように鑑賞した際に感じられる立体感と空気感、そしてそれらを引き出す絶妙な構図バランスと陰影ですが、本作はそれも非常によく出た良作です。
この感じはガロファロ氏の作品の中でもこの湖を背にした人物の像で顕著で、ガロファロ作の典型的な作例として極めて高い人気を博していますが、このモチーフはGarofalo銘以降は徐々に少なくなっていきます。
Garofalo銘にもこのモチーフは見られるものの、周囲の布状の縁はなくなったものが多く、ジェンナーロ・ガロファロ作としてまっさきに思い浮かべる作風としては、この斜体銘の後期のものが一つの区切りの完成形にあるのではないでしょうか。
貝の質は極上で、濃い珈琲色と青みがかって見える中間層、そして純白の上層で構成されており、また状態も完璧でヘアライン1筋も見受けられません。
金枠は制作当時のオリジナルでカメオ外周の切り欠きにピッタリ合ったフレームで、枠を二重に作って表と裏両方から抑える贅沢な作り。
側面を見ても厚みがあり、またピンの下を通るブリッジも安物にありがちな薄いものではなく厚みのある金の板を渡してあります。










