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パスクアーレ・オッタヴィアーノ作 「プリマヴェーラ」
縦:約38mm
横:約50mm
作者:パスクアーレ・オッタヴィアーノ
QR:アーティスティッククオリティ
ジェンナーロ・ガロファロ氏、フランコ・スカーラ氏とともにモダンカメオにおいて高く評価される、名実ともに間違いなく現代最高峰の作者の一人、パスクアーレ・オッタヴィアーノ氏。
特徴的な透明感のある彫りと極めて細かな表現力は他の作者と一線を画しており、誰が見ても優れていると分かるものを作るという点においては先の二名の巨匠よりもインパクトのある存在です。
最近は息子のファビオ氏、甥のルイジ氏、また血縁者以外では近年マッシモ・バルツァーノ氏やチーロ・アッカニート氏など若手の名匠たちがどんどん綺麗なレースを彫るようになってきておりますが、やはりこの手の作風の筆頭はパスクアーレ・オッタヴィアーノ氏でしょう。
しかしながら2020年現在、市場でもめっきり作品を見かける機会が減り、特にレースの透明感が増してくる90年代以降の作品は年に数枚程度しか見なくなってきました。
いまはまだ専門店に在庫が残っているとはいえ、現在すでに新作の発表もなくなっておりますので、在庫がなくなり次第入手することは非常に困難になってくると思われます。
今回は久しぶりのオッタヴィアーノ作。
モチーフは同氏の代表的なカメオとしてよく名が挙がるプリマヴェーラです。
ブーシェやブグローの絵画などもモチーフとすることも多い同氏のカメオは元の絵画から構図を変更していることが多く、プリマヴェーラにおいても三美神のみを描く作品が多いのですが、本作は元の絵画に忠実な構図取りがされているのが特徴。
8名の登場人物とクピド、そして背景の木々にいたるまで元の絵画の通りに描かれており、一目でそれと分かる画面となっております。
また同氏の細かな彫りも見どころで、代名詞的なレース彫りやわずか2㎜の顔に彫られた目鼻、そして春を描く本作を象徴する画面下の花々などが貝の明暗も巧みに使って表現されており、いかにもオッタヴィアーノ作という仕上がりです。
貝はコーヒー色の地と中層色をはさんだ白色の乗ったサルドニクス。
表は無傷で状態よく、裏面に層割れあり。
この手の薄い層割れは実は珍しくないものですが、大体の場合貝を切り分けた段階ではがれ落ちるところ、本作では残したまま使ったようです。
この層割れに関しましては、薄めの貝なので無理にはがそうとすると破損する恐れがあるものの、このままにしておく分には悪影響を及ぼしません。
また光にすかしてみると褐色層にヘアラインがそれなり見受けられるも、すべてこの薄層にあるようで本体の方には認められず、見た目に反して状態のいいカメオとなっております。
横:約50mm
作者:パスクアーレ・オッタヴィアーノ
QR:アーティスティッククオリティ
ジェンナーロ・ガロファロ氏、フランコ・スカーラ氏とともにモダンカメオにおいて高く評価される、名実ともに間違いなく現代最高峰の作者の一人、パスクアーレ・オッタヴィアーノ氏。
特徴的な透明感のある彫りと極めて細かな表現力は他の作者と一線を画しており、誰が見ても優れていると分かるものを作るという点においては先の二名の巨匠よりもインパクトのある存在です。
最近は息子のファビオ氏、甥のルイジ氏、また血縁者以外では近年マッシモ・バルツァーノ氏やチーロ・アッカニート氏など若手の名匠たちがどんどん綺麗なレースを彫るようになってきておりますが、やはりこの手の作風の筆頭はパスクアーレ・オッタヴィアーノ氏でしょう。
しかしながら2020年現在、市場でもめっきり作品を見かける機会が減り、特にレースの透明感が増してくる90年代以降の作品は年に数枚程度しか見なくなってきました。
いまはまだ専門店に在庫が残っているとはいえ、現在すでに新作の発表もなくなっておりますので、在庫がなくなり次第入手することは非常に困難になってくると思われます。
今回は久しぶりのオッタヴィアーノ作。
モチーフは同氏の代表的なカメオとしてよく名が挙がるプリマヴェーラです。
ブーシェやブグローの絵画などもモチーフとすることも多い同氏のカメオは元の絵画から構図を変更していることが多く、プリマヴェーラにおいても三美神のみを描く作品が多いのですが、本作は元の絵画に忠実な構図取りがされているのが特徴。
8名の登場人物とクピド、そして背景の木々にいたるまで元の絵画の通りに描かれており、一目でそれと分かる画面となっております。
また同氏の細かな彫りも見どころで、代名詞的なレース彫りやわずか2㎜の顔に彫られた目鼻、そして春を描く本作を象徴する画面下の花々などが貝の明暗も巧みに使って表現されており、いかにもオッタヴィアーノ作という仕上がりです。
貝はコーヒー色の地と中層色をはさんだ白色の乗ったサルドニクス。
表は無傷で状態よく、裏面に層割れあり。
この手の薄い層割れは実は珍しくないものですが、大体の場合貝を切り分けた段階ではがれ落ちるところ、本作では残したまま使ったようです。
この層割れに関しましては、薄めの貝なので無理にはがそうとすると破損する恐れがあるものの、このままにしておく分には悪影響を及ぼしません。
また光にすかしてみると褐色層にヘアラインがそれなり見受けられるも、すべてこの薄層にあるようで本体の方には認められず、見た目に反して状態のいいカメオとなっております。







